小鳥バスの歴史年表
- 昭和29年
- 日本野鳥の会諏訪支部により「小鳥バス」創設。当初は1台に5、6名しか参加者がいなかったが口コミで市民に広まり次第に6、7台が満員の盛況となった。
- 昭和36年
- この年に、8回で過去最高の27台にふくれ上がり、広く市民に知れ渡り岡谷名物の「小鳥バス」となる。
- 昭和38年
- 10周年事業、記念事業として「小鳥バスの由来」の歌碑が建立される。
- 昭和43年
- 市民に親しまれ、15周年を迎えるがせっかく作った鳥の解説板3基が全て壊されたり、林の伐採や周囲の開発ブームで数百羽いたはずの小鳥が目に見えて減ってしまった年でもあった。
- 昭和40年
- 小鳥バス創設時から解説者を務める小平万栄氏が「小鳥バス」という一冊の随筆書を出版する。
- 昭和44年
- 小鳥バスをテーマにした「小鳥バスのうた」が完成。作詞は鈴木敏文氏、作曲は礒部淑氏。
- 昭和54年
- この年、小鳥バスの主催が日本野鳥の会諏訪支部から岡谷市に移管される。
- 昭和58年
- 30周年を記念して先の「小鳥バス」を執筆した小平万栄氏が「小鳥バスと自然談義」という一冊の本を出版し話題を呼ぶ。
- 昭和63年
- 35周年記念事業。原田泰治氏制作の小鳥バスワッペン配布や吉江忠男氏による「愛の歌」独唱会が行われる。
- 平成5年
- 40周年事業。ナナカマド・ニシキギ・ウメモドキの記念植樹、巣箱かけ、岡谷合唱団による記念合唱会が行われる。
- 平成11年
- 小鳥バスの乗車記念ピンバッジの配布開始。
- 平成12年
- 平成13年
- 平成14年
- 平成15年
- 50周年記念事業。
- 平成16年
- 平成17年
- 平成18年
- 平成19年
- 平成20年
- 平成21年
- 平成22年
- バス路線を変更し、上諏訪駅西口から諏訪湖畔経由にて運行
- 平成23年
- 平成24年
- 平成25年
- 平成26年
- 平成27年
- 平成28年
- 平成29年
- 平成30年
- 令和元年
- 令和2年
- 新型コロナウイルス感染症のため中止
- 令和3年
- 令和4年
- 令和5年
- 70周年記念
小鳥バスのうた
小鳥バスの由来
塩嶺は古くかは皇女和宮御通過の峠、また、明治天皇が御野立遊ばされてより御野立公園の称ある由緒の地、加うるに眺望甚だ佳、前方は諏訪湖の銀盤を繞り後方松本平を挟んで高峻の秀峰眉に迫り、白樺、落葉松、赤松等の美林参差して百鳥歌い名花研を競う勝地なので、岡谷市当局はこの自然景観と野鳥を保護して市民洗心の聖地とすべく小平万栄君等の進言により、五月から七月に至る毎日曜日、早暁特設小鳥バスが運ぶ市民探鳥の催しをここに始めて以来十年、次第に五万市民の共感を得、老若男女相睦んで上下階層の別なくひとしく虚心に野鳥の声を楽しむ浄域となり近県遠国からの参加者も増し今や本邦他に類例を見ぬ岡谷市独特の愛鳥行事となった。
ここに十周年に当たり市その他多数の篤志家による歌碑の建立に際し辞を贈って記念とする。
小鳥バス十周年記念
昭和三十八年五月十二日
中 西 悟 堂