御神渡り

御神渡りとは?

諏訪湖独特の冬の自然現象で、湖が全面結氷し、その一部がせり上がり筋になる現象のことです。諏訪大社上社(諏訪市)の男神(建御名方命)が下社(下諏訪町)の女神(八坂刀売命)に会いに行った足跡であるとも言われています。最初に出現した南北方面(諏訪市側から下諏訪側)に走る御神渡りを「一の御渡り」、その後同方向に出現したものを「ニの御渡り」と呼んでいます。また、東岸(諏訪市から岡谷市湊)からできて、一の御渡り、二の御渡りに直交するものを「佐久の御渡り」と呼んでいます。御神渡りを検分する拝観は、諏訪市の八釼神社の宮司が判定と神事をつかさどります。

なぜ御神渡りができるのか…

①氷点下10度前後の日が続くと、諏訪湖が全面結氷する。
②この状態が続くと、厳しい夜の冷え込みにより氷が収縮し、表面に亀裂が入る。
③亀裂に湖水が入り込み、薄氷が出来る。
④周囲の氷が昼間の温度上昇により膨張し、圧力で薄氷が破壊され、せり上がる。
⑤これを繰り返し、せり上がりがだんだん大きくなり大音響と共に山脈のような御神渡りができる。

御神渡りを見る時の注意!

・氷上には絶対乗らないでください。氷の厚さが均一でないため大変危険です。
・風もあり、体感温度はものすごく低く寒いので完全防備でお願いします。
・路上駐車厳禁です。観光施設の駐車場をご利用ください。

お問い合わせ先
岡谷市観光協会
住所
長野県岡谷市幸町8-1
電話番号
(0266)23-4854